子供の頃から答えが無い物が好きで。
つか、国語の授業のように、答えが何通りもあるものが。
全て正解なんだよ。全て受け入れるよって許容量。
なので、算数は嫌いだった。
一つしか無い答えを導きだすのは、
方法さえ知れば、誰でも出来る。
そこに個性は必要ない。
って言い切れる程、青くはないがね。
数学は人間学って認識も無くは、無い。
数日前に「ミツバチの羽音と地球の回転」ってドキュメント映画を観た。
知らなかった事が多々。
目から鱗が溢れ出す。
自分なりの答えを模索する。
そんな最中、THEATRE BLOOKの佐藤タイジ兄貴と話したら、
「電力の自由化!市民が選べる電力会社!
大手からだけではない電力、を使う権利!
すなわちそれ、インディーズ電力なり!」
って俺の中では決まってた答えを
ズバリ見事に言い当ててくれたのさ。
しかもタイジさんは件の映画は観てない。
ピンポイントにストライク。ホール・イン・ワン。
タイジさんが、安眠出来ない程に回転させた思考回路が計算した、
モジャモジャの奥の奥から這い出した答え。
知識からの回答と、
答えが精査した知識。
この場合、算数?国語?
どちらでも!ってな許容範囲な試験範囲は
実は我々の想定外。
大事な事なんて本当は個人の中には無いのかも。
全体の中でこそ本当の大事が出現するんだ。
なんだっけ?
俺はね、いつからかバンドと思想を切り離してた。
だって、俺の好きなサーカス団では思想は観れない。
いや、思想すら忘れさせてくれる。
むしろ、現実から思想を切り離してくれる。
俺を、非現実に連れて行ってくれる。
それがエンターテイメント、と。
でもね、思想が無い人間には人生は演じきれない。
思想の浅さはスポットライトが暴く。
深く自問自答して、答えに辿り着こうとする過程。
その渦中が思想を生み出す。
思想は苦悩に近いもの、としたら、人生は?
それぞれのスポットライトの下で因数分解を。
嫌いな事がある。
自分の歌詞を説明する事。
上で記した事はそれに近い。
気分屋が、そんな気分だったんだ。
思い、想おう。いつも通り。
思い、は自分の事を。
想い、は誰かの事を。
そう、いつも通り。
たまにはこんな事も書きたくなる。
だから、それぞれの人生を、それぞれの歩幅で歩こう。
そして、時々、俺の歌に足をとめて欲しい。
俺の言葉の羅列の中で、
我々お互いにとっての「答えあわせ」が出来る様に。
オセロは好きじゃないが、パズルは嫌いじゃない。
言葉にするとヤボなこと。
ってことがあります。
だから、もう言いません。
いや、言うかもしれないな。
でもね、俺は歌い手。
歌にします。
nilとTHE JUNEJULYAUGUST。
それぞれの角度と覚悟で。
No. 666。