とある店で。
とても綺麗な女性がいて。
綺麗な人だな、って思いつつ買い物を。
目当ての品物が見つかって、会計を。
俺の次の順番で会計を待つ先程の女性が視界に入る。
っと、更に視界に入ってくる、ガキんちょ。
お、おいおい。おいおいおいおいおいおい。
推定5歳のガキんちょ。
件の女性のお尻を凝視してる。
もう齧りつくかの勢い。
お尻との距離、2センチ。
え?ん?えーと?
昭和感溢れるオールドスクールなクソガキ。
に、気付いてない女性。
今にもお尻を鷲掴みしそうな勢いの鼻たれ小僧。
あ、あ、親子なんだな!だな!と自分に言い聞かせるが、
敢えて自分に言い聞かせなきゃならない程の違和感。
だって、どう見ても遺伝子が合わない。
すると、ぴったりなDNAをお持ちのおばはんが現れ、
こら!いくよ!と、鼻たれの頭をバシッ!
スッキリしたような、少しだけ残る悶々。
その悶々の正体を知ってる。
男って、教わらなくても男なんですね。
さて、ツアーが始まる。
No. 666。