ひょんなことってなんだ?
ひょん?
今夜のリハーサルでそんな会話があった訳ではないが。
ひょんなこと!
って言ってもさ、
突き詰めて聞いてけば、
絶対何かしらの理由があって、
偶然って言えば言えるかも知れないが、
事実ってのは絶対そこにあって、
奇跡的な!って程の事でもない事を、
面倒くさいから、
ひょんな事からさあ、
とか言うんだ。
って会話が今夜のスタジオであった訳ではない。
きっかけになった事は必ずあるんだ。
絶対なにかしらのきっかけが。
でも、物語に興味を持たすには大事かもしれない。
事実としてさ、って話をされるよりも、
ひょんな事からさ、って話しだされた方が、
ナニ?ナニナニ?ってなるわな。
ひょん。
響きがいいね。
ひょん。
ひょんな事。
ひょんなヤツ。
ひょんなオレ。
ひょんな音。
ひょんだぴょん。
ひょんひょんひょん。
ぬらりひょん。
あぶないぞ。
ひ
が記号化されてきてる。
πみたいに。
なぜ?
きっかけは?
俺が「ひょん」について話しだしたからだ。
でも、細かく話す程の事じゃない。
ひょんな事からの記号化危機だ。
ひょんだ。
ひょんだなあ。
と、
ふと思う。
ふと。
ふと?
ふとってなんだ?
ふっ!と。
ふっ?と。
ふと、は、
ふと、だなあ。
ふと、は、それこそ、
きっかけか。
なんでもいいか。
長文な様でそうでもないぞ。
No. 666。